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人のつながりが生んだ屋久島町のサイト

私の故郷が屋久島であることは、以前のブログ記事でも紹介いたしましたが、最近、屋久島町の公式サイトを閲覧する機会があり、「このサイト、いったい誰が作ったのだろう?」と正直驚きました。

8年前の屋久島の情報源といえば毎日の町内放送と月に一度全戸に配布される町報という名の会報誌、あとは島民同士の助け合いでした。

通信手段といえば電話のみで、ネット環境が確立されていた記憶がほとんどありません。

それがここまで立派なサイトの構築までに至るとは……「いったいどんな秘密が?」と疑問を抱かずにはいられませんでした。

そこで目にしたのが“屋久島町の公式サイトを無償のCMSで構築、国立情報学研究所が協力”とのニュース。

そこにはIT化の遅れをとる屋久島町にとって救世主とも言えるNetCommonsの活用が記されていました。

このNetCommonsの活用によって完成した屋久島町のサイトは、100万円という低予算に加え、構築期間は1ヶ月未満。

えっ?!たったそれだけ?!

そんな短期間でしかも安い!!!!

……そこにはNetCommonsという画期的なソフトウェアだけでなく、屋久島という環境が味方してくれたようなのです。

屋久島は周囲約130km、面積約500km2の小さな島ですが、平成5年、日本初の世界自然遺産に登録され、それ以後、国内外から多くの関心を集めてきました。

その結果、屋久島にIターンやUターンする人々が増え、都会からの移住者が様々な新しい風を吹き込んでくれています。

この屋久島町のサイト構築もそのひとつ。

離島のため、光ファイバー接続サービスは提供されておらず、ADSLの整備に取り組んでいる最中というネット環境にある屋久島。そんな中で生活している島民の半数以上はITとは無縁の生活といっても過言ではないでしょう。

しかし、国内外からは情報提供の需要がある……その期待に応えるべく、サイトのリニューアルを検討していた自治体に対し、NetCommonsの存在をアドバイスしてくださったのが、Iターンで屋久島に移住してきた方だというのです。

その後、NIIとのプロジェクト発足、地元中学校に赴任した教諭によるサイト構築や英語指導教員などによる英語サイトの構築など、多くの島内外からの支援により今年3月公開に至ったそうなのです。その背景にある屋久島に対する様々な想いが垣間見れるサイトに仕上がっているのではないでしょうか?

公開から3ヶ月たった現在、そのページビュー数は11万PVを超え、現在も、屋久島町職員により、できる限りの更新と情報提供を行っているといいます。

11万PVという数字が屋久島の認知度の高さと、移住先・旅先としての関心の高さを裏付ける結果となった今回、屋久島町のサイト構築だけでなく、屋久島に関わる人々のつながりの深さを感じ、とても感動いたしました。

感慨深げにサイト内を見ていたところ、“屋久島町立八幡小学校ホームページを作成しました”とのメッセージを見つけました。

そこには懐かしい母校とかわいい子供たちの写真を見ることができました。

母校の校訓“かしこく やさしく たくましく”の文字に出会った幼いあの頃の自分とその言葉を胸に刻み卒業した誇らしげな自分。

この歳になり、自分が育ち学んできた環境を見つめなおし、今もかわらずそこにある真っ青な空と緑豊かな山々が……親元を離れて暮らしている私の心に元気とぬくもりくれたような気がします。


ちっちゃなグランドに万国旗がはためく運動会の空が忘れられない 編集部S
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この記事へのコメント
編集部S [2008-06-02 14:43:18]
コメントありがとうございます。
屋久島町のサイトはこれから更なる進化をとげていくのですね。
私の周りにも、屋久島出身者や屋久島に移住を考えている人、屋久島の魅力に惚れ込んだ人が沢山います。
そういう人々にとって、屋久島をもっともっと身近に感じられるようになり嬉しいかぎりです。
屋久島出身者として、今後とも屋久島町サイトの発展を心より楽しみにしております。
NetCommons [2008-05-31 22:30:58]
屋久島町出身の方たちに喜んでいただけて、お手伝いした甲斐がありました。
学校HPの整備率は全国は既に80%なのですが、屋久島はNetCommonsを導入するまで1校でした。この夏、研修をして全校導入を目指しています。屋久島から居を移された方たちにも母校の様子を見ていただけるようになるかと思います(^^)

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