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なかのひと
「ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘」というタイトルで買っちゃった!

本屋さんには、いつも発見がいっぱい!自分が好きな本が集まっているコーナーなら何時間いても飽きないし、インターネットの書籍購入サイトにはない、思いがけない発見があります。自分が何となく眺めている本棚の中に、何気なく目に止まる一冊を手に取ってみる。パラパラ捲ってみる。意外と面白くなってきてついつい読み込んだりする。…インターネットでは決してあり得ないこと。やっぱり本屋さんっていいですよね。そんな中で、今回、私の目に止まった一冊は、「ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘」というタイトルの本でした。

ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘


さあて、このタイトルから、著者が誰だかおわかりでしょうか?ヒントは「有名な漫画家の娘さんたち」3人です。
まずは「ゲゲゲの娘」これは簡単ですね。NHKで「ゲゲゲの女房」という連続テレビ小説ももうすぐ(3月29日放映開始!)始まりますしね。
“ゲゲゲ”とは、そう、「ゲゲゲの鬼太郎」を生んだ、妖怪もの漫画の第一人者・水木しげる氏。著者の一人は、その娘・水木悦子さん。
そして、「レレレの娘」これまた簡単ですね。“レレレ”とは、はいはい、「レレレのおじさん」を生んだ、天才ギャグ漫画の赤塚不二夫氏。著者の二人目は、その娘・赤塚りえ子さん。
最後に「らららの娘」これはわかりますか?第2ヒントは、代表アニメのテーマソングから…♪そ〜ら〜をこ〜えて〜、ららら、ほ〜し〜のか〜なた〜、ゆくぞ〜、アトム〜♪…そうです、「鉄腕アトム」の生みの親・手塚治虫氏。著者の最後の一人は、その娘・手塚るみ子さん。

本の中身は、ご想像通り。「おやじの秘密、しゃべっちゃおうか」と、そんなコピーが本の帯に踊るように、3人の天才漫画家の娘たちが、座談会形式で延々と語り合い、それぞれの分野でカリスマでもある3人の大先生の、お仕事ぶりからプライベートまで、涙と笑いと驚きの実話エピソードを、これでもかこれでもかと披露してくれます。

仕事がはかどらなくなると、「妖怪なんてほんとうはいないんだよなあ…」とつぶやいていた水木大先生の話や…
酔っ払って、ホームレスのおじさんたちに「家に来いよ!」と気軽に声を掛け、本当に毎日来るようになって、お風呂に入れてあげる赤塚大先生の話や…
家庭で下ネタはなかったが、大人のオモチャのお店でソフトビニール製の変な人形を買ってくる手塚大先生の話や…
幼い頃から、水木家の家の中では、“おなら”は隠してするものではなく、お客さんも含めてみんなを喜ばせるためのネタでしかなかった、という話や…
女性キャラクターの名前に自分の好きな女の名前ばかりつける赤塚大先生に対して奥様が怒り、「ひみつのアッコちゃん」には、奥様のお姉さまの名前(昭子)をつけたという話や…
昨年、生誕80周年記念の展覧会に、手塚大先生の書斎の机が出品され、その際、奥様が机の中を整理していたら、謎の“はき古した20年前のパンツ”が出てきた話や…

「娘が選ぶ父の傑作漫画」も1編ずつ掲載されています。それは、決して代表作ではなく、“知る人ぞ知る”粋な(変な?)作品ばかりです。

愛娘に、ここまで喋られても、水木大先生はご存命ですが、他の2人の巨匠は既に故人であり、哀しいかな、反論する術を持ちません。でもご安心下さい。あけすけに喋る3人の愛娘たちの言葉は、父親に対する尊敬と感謝と愛情に満ち溢れていますから…。


編集部T2
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